2024大河ドラマ『光る君へ』の感想・ネタバレ

ドラマ娯楽

『光る君へ』の15~話のあらすじと感想

993-996年(道隆→道兼→道長)

第15話『おごれる者たち』(10.7/6.3%)

1.内裏。娘の定子を中宮にし、天皇の母を遠くに追いやるなどやりたい放題の道隆。一方、道長は同期の公任に道兼のことで相談を受ける
2.公任の館。道兼に会いに来た道長。何もかも嫌になりやけになっている兄を慰める
3.993年、内裏。道隆が摂政についてから2年がたち、道兼が内大臣になるなどそれぞれ出世。天皇も大きく成長
4.まひろの家。相変わらず仕事がない父だが、弟が大学寮に合格してお祝い
5.内裏。天皇が吹く横笛に聞き入る定子。周辺では、その定子の陰口。それを心配した母親の貴子が、娘にアドバイス
6.まひろの家。ききょうは、定子の女房になることをまひろに知らせる
7.内裏。定子に挨拶に来たききょう。父の性の清原と、元夫の官位“少納言”から、清少納言と命名される。一方、道長は義兄の道綱にお金の使い道について質問
8.摂政の館。財政の苦言に来た道長だが、道兼に軽くあしらわれる
9.弓競べ。道長に勝負を挑む道隆の長男の伊周
10.明子の館。明子と明子のお腹にいる子を労わる道長
11.左大臣の館。危篤の知らせを聞き、急いで訪れた道長。倫子の父の源雅信は、家族に見守られながら74歳で死去
12.まひろの家。石山寺への旅にまひろを誘うさわ
13.旅の道中。夫を持てなければ一緒に暮らそうと話す2人
14.石山寺。誦経を読むまひろとさわ。そこで、蜻蛉日記の作者“藤原寧子”とその息子“道綱”に出会い、日記について話を聞く
15.旅の帰り。疫病で亡くなっている人々を見て動揺するまひろたち

落差
道兼。
怒り狂った先週とは打って変わって、ひねくれて、落ちぶれて、ふてくされて、死人も同然。
しかし、2年経ったらまた元通り?凛々しい姿に!
ものすごく変化の激しい人物ですね。
もう先週で終わりかと思ったのですが、まだ一波乱二波乱と掻き回す役をやるのでしょうか。
道長も、なんか変わりましたね。
しっかりしてきたというか、優しさが増してきたというか。まさか、あの道兼にあんな言葉をかけるとは驚きです。
道隆も初めのころ、こんな権力を振りかざすような人間には見えなかったのですが・・・。

清少納言
あーそういうことなんだと、ちょっと感心してしまいました。
ただ、あだ名としてなら、長いですね。
ききょうでは普通の女の子みたいですし、なにかしらの威厳を持たせたかったのでしょうか。

夜這い
相変わらず、いきなりくるなあ。
例のシーンの回想もそうですが。
しかも、場所が神聖なるお寺とか。
現実には絶対にないと言い切れないのが、世の中の恐ろしい?面白い?ところ。

第16話『華の影』(10.5/6.1%)

1.旅の帰り。まひろに石山寺での出来事の不満をぶちまけるさわ
2.まひろの家。帰宅後、蜻蛉日記の作者とのやり取りを思い出し筆をとるまひろ
3.定子の館。天皇、摂政の家族、道長の同期、ききょうなどが集まり談笑、雪遊び
4.どこかの館。道長の同期3人が、摂政の家族について議論
5.倫子の館。子供たちの幸せを願う道長と倫子
6.定子の館。天皇と摂政の家族が舞ったり飲んだり優雅に。そこへ、天皇の母が現れ苦言。それを、伊周が爽やかにいなす
7.内裏。道綱が、石山寺や定子の館での出来事を道長に話す
8.まひろの家。さわ宛の文を書いたまひろは、それを従者に託す
9.定子の館。天皇夫妻が2人でのんびりしているところ、放火の連絡
10.摂政の館。摂政の家族一同で、放火の件を話し合う
11.内裏:上級貴族たちが疫病対策について話し合うも、摂政は無視
12.晴明の館。晴明が疫神の予言
13.街中。次々に倒れる人々
14.内裏:疫病を心配する天皇を宥める摂政
15.摂政の館。道兼と伊周が疫病の件で議論
16.まひろの家。まひろに父と母が帰ってこないというたね
17.薬師の家。病で苦しむ人たち。その中に、すでに死亡しているたねの父と母の姿が。突然、たねも苦しみだし、まひろは看病することに。その努力むなしく、たねも死亡
18.摂政の館。長兄に疫病対策を進言する道長だが、逆に放火の責任を問われる。その帰り、次兄と疫病について議論
19.薬師の家。苦しむ病人を看病するまひろ。そこへ道兼と道長が現れる。せき込みだしたまひろが倒れそうになったところで、道長と対面
20.まひろの家。まひろをお姫様抱っこで運んできた道長はそのまま夜通し看病
21.左大臣の館。下を向いて帰宅する道長。その様子を見て、倫子は3番目の女がいると感づき不敵な笑み
22.まひろの家。目覚めるまひろ

伝染病
医療の発達した現代でも大ごとなのだから、満足な医療設備のない平安時代ではどれだけの被害者が出たのか、想像するだけでちょっと怖くなってきます。
当時は、ワクチンとかないから、時の流れに任せていたのでしょう。道隆がいうように、そのうち収まると。
口を覆うシーンがありましたが、空気感染する知識があったかどうか。
まひろはなぜマスクみたいなのをしなかったのか、やや疑問が残るところではあります。

どうでもいい人
取り柄がない、魅力がない、誰からも必要とされない。
私も似たようなものだから気持ちはわかりますが、友達に八つ当たりするのはいかがなものかと。
心配して手紙まで送ってくれる人などそうはいないでしょう。
さわという人物。
これで出番終了だとすれば、今までのまひろとのやり取りは「何だったんだ」となってしまうので、何らかの伏線かな?

次男と三男
互いに憎みあうほどじゃないけど、嫌っている関係が、こういう方向に進むとは、まったく想像できませんでした。
いいか悪いか問われると、悪くない。
心温まるほどではないが、今までの諍いがようやく実った感じ。
戦争が日常的に起こるような間柄でもいつかは和解できると、期待したくなる隠れた名シーン。

BL
道長の同期生の藤原行成。
物語序盤から出ているものの、物腰柔らかい空気のような人物でまったく相手にしていなかったのですが、そういうことか!
伝染病もそうですが、けっこう現代ネタを取り入れていますね。

第17話『うつろい』(10.1/5.8%)

1.まひろの家。歩けるくらい回復したまひろ。従者から道長に看病されたことを聞く
2.摂政の館。道隆に疫病対策を講じるよう頼む道長だが、以前同様、軽くあしらわれる
3.明子の館。道長との子を抱きかかえ幸せそうな顔で兄と話す明子
4.倫子の館。疫病対策の費用を出してくれると倫子から聞き喜ぶ道長
5.まひろの家。まひろは道長との関係を父に問われるも適当にはぐらかす
6.倫子の館。従者は道長にまひろの様子を見に行ってくれと頼まれる
7.まひろの家。道長の従者にお礼をいうまひろ
8.大内裏。疫病対策を部下に命じる道長
9.まひろの家。7年前の道長とのやりとりを思い出すまひろ
10.摂政の館。妻や子供に囲まれのんびりとくつろぐ道隆
11.定子の館。斉信にからまれるききょう。歌会で笛を吹いた道隆が突然苦しみだして倒れる
12.摂政の館。晴明を呼んだ寝床の道隆。呪詛を疑うも、逆に寿命が尽きるといわれ、祈禱を命じる
13.晴明の館。やる気のない晴明は部下に祈祷を命じる
14.995年、内裏。改元を天皇に進言する道隆。その元号のつけ方に違和感を持つ上級貴族たち。天皇についても良くない噂が
15.定子の館。父を案じる定子と天皇
16.詮子の館。道兼と道長を呼びつけた詮子は、次期関白を道兼に据える計画を話す
17.定子の館。伊周を次期関白にと考える定子
18.摂政の館。道兼を呼んだ道隆は、子供たちを支えてやってくれと頼み込む
19.まひろの家。さわが、今までの振る舞いをまひろに謝罪。疫病で兄弟を亡くしたことや文を書き写したことも告げる
20.内裏。次の関白を伊周にと道隆に頼まれた天皇だが、拒絶
21.定子の館。天皇の子を産めと父に強く迫られる定子
22.内裏。上級貴族同士で疫病のうわさ。一方、道隆は再び天皇の元に現れ伊周を関白に推薦
23.摂政の館。愛する妻に看取られながら、道隆は43歳で死去

藤原道隆
1話からこれまで連続で出ている1人だが、幸か不幸か印象が薄い。
悪くいえば地味で、良くいえばいい夫でありいい父親。
権力を手にしてから傲慢になってしまいましたが、トータルでみればなかなかいい人物だったのではないでしょうか。
詮子も心優しかった兄と言っていますし、本人が恐れるほど敵は少なかったのではないかな。

死がせまると人は善人になる⁉
人を恨みながら死んでいく人も中にはいるかもしれませんが、多くの人は自分の寿命が迫ってくると、反省したり、いいことをしてみようとしたりするものではないかな。
失って初めて大切なものに気づくみたいな。
また、やり残したことがないか必死に探ったりもがいたり。
ちょっと惨めっぽく見えるけど、そのほうが人間らしさを抱きます。

子どもを産め
またしても、現代に通じるネタが飛び込んできましたね。
私は男だから1度も言われたことありませんが、テレビを通じてでも、思いのほか、心に響いてきてなんか怖かった。
姑と同居している嫁とかどんな気持ちなんだろ。あと、子育ての悩みや喜びを同僚や同級生から聞く独り身の女性とか。
この世の終わりみたいに、テレビで少子化、少子化連発しているけど、いったいどれだけのプレッシャーが世の女性たちにかかっているのか。
少子高齢化を悪ととらえている世間への警告⁉

太っ腹
久しぶりに耳にしたせいか、思わずふっ吹いたわ!
いい話をしている最中だから余計に滑稽。
いわれた倫子も、うふふって感じで、何に対しての笑みなんだが。

第18話『岐路』(9.4/5.5%)

1.まひろの家。4年ぶりに親戚と再会するまひろ親子。宋の国の話で盛り上がる
2.大内裏。次の関白のことで話し合う公卿たち
3.定子の館。天皇は伊周に、次の関白は道兼にすると告げる。この決断に納得いかない伊周は妹に八つ当たりする
4.内裏。天皇は道兼を関白にすると皆々に伝える
5.道兼の館。道長に礼を言う道兼
6.内裏。天皇に挨拶に伺った道兼だが、足取り重く突然倒れる
7.道兼の館。寝床につく道兼を見舞いにきた道長だが、お家のため出て行けと拒絶される。関白となった7日後、疫病が原因で道兼35歳で死去
8.伊周の館。道兼の死を喜ぶ伊周とその母と弟
9.倫子の館。うなだれている道長を心配する倫子
10.まひろの家。道兼の死を聞き、微妙な気持ちになるまひろ親子
11.詮子の館。道長と倫子を呼ぶ詮子。次の関白はお前と告げるが、その気はないと拒絶される
12.伊周の館。上級貴族たちを招いた伊周は酒をふるまう
13.定子の館。天皇は定子に次の関白は伊周にすると告げる
14.大内裏。道長の同期3人が次の関白の噂話
15.まひろの家。お菓子を持参したききょうは、まひろと道長の噂話。その後、弟が帰宅し家族3人で食事や会話を楽しむ
16.定子の館。息子に会いに来た詮子は、次の関白に道長を勧めるも断られる。しかし、翌日、公卿のトップ右大臣は道長と聞いた内大臣の伊周が定子に怒鳴り込んでくる。その夜、天皇は定子に謝罪する
17.まひろの家。まひろにお別れの挨拶にきたさわ。父のお供で肥前に
18.内裏。天皇は道長に右大臣の辞令を出す
19.倫子の館。夫の出世を喜ぶ倫子とその母
20.明子の館。道長のことを話す兄と妹
21.倫子の館。関白の座を断り?あえて右大臣を選んだ道長は、まひろの言葉を思い出し気を引き締める
22.密会の場。偶然出会ってしまったまひろと道長。まひろは無言のまま、その場を立ち去る

天皇と関白
今の時代でいうと、天皇と総理大臣⁉
内閣は、他、右大臣、左大臣、内大臣。
国会議員は、公卿といったところでしょうか。
天皇は関白の傀儡。
今までもそうですが、現存しているにもかかわらず、けっこう厳しく攻めてますね。
天皇は神であって人にあらずみたいな雰囲気が、昔からちょっと苦手で、立場は大きく違えど同情する部分が・・・。

母の泣き落とし
詮子。
元々、気の強い女ではあったが、今までで一番迫力があった。女優の演技に大きな拍手。
涙は女の武器といった政治家がいましたが、こういうシーンを見ると、ああ確かにそうだなと思ってしまいます。
そして、天皇を利用しようとしているのはお前も同じじゃね、という気持ちが・・・。

道兼の後釜
七日関白は俗にいう天罰。
と見てしまう私は、罪を憎んで人を憎まずという考えになかなか共感できない。
それに対し、彼に身内を殺されたまひろ親子の心の広さ、深さ、寛大さ。
仏かと突っ込みたくなりますが。
それはさておき、道兼の後を継ぐのは伊周⁉
物語としては、いい感じに壊れてきましたね。

不倫カップル
まひろと道長の関係性が、だんだんと嫌らしく見えてきました。
肉体ではなく心が繋がっているこの感じが!
表向きいいことをしているものだから、余計にたちが悪い。
相変わらずの嘘つきだし、ここから名誉挽回できるのでしょうか。

第19話『放たれた矢』(10.8/6.3%)

1.内裏。右大臣となった道長が天皇、定子に挨拶し持論を述べる
2.まひろの家。勉学に励むまひろ。さわから婿をとったと手紙が届く
3.大内裏。租税の免除について意見を述べる公卿たち。終了後、伊周は道長に対して挑発的な態度をとる
4.道長の館。人事について意見を述べる詮子だが、道長に断られる
5.大内裏。伊周と道長のやり取りを面白がる道綱と実資
6.道長の館。同期3人と酒を飲み交わしながら人事の話をする道長
7.大内裏。行成は自らが調べた貴族の情報を道長に献上する
8.倫子の館。猫と戯れる倫子
9.内裏。役職の任命。実資、行成などが出世
10.伊周の館。参議就任の挨拶に訪れた俊賢。言葉巧みに伊周と隆家を操ろうとする
11.道長の館。伊周の館での出来事を報告する俊賢
12.倫子の館。母から大臣の妻としての心得を聞く倫子。
13.大内裏。伊周と隆家の2人がしばらくぶりに公卿の会議に参加
14.まひろの家。文を書くまひろの父。道長の話をききょうから聞くまひろ。また、中宮に会いたいとききょうに頼む
15.定子の館。ききょうに連れられまひろ参上。定子だけでなく天皇とも相まみえ、自らの夢を語る。その後、伊周、隆家が現れ退散
16.まひろの家。宋の国がらみで父を励ますまひろ
17.光子の館。光子と仲睦まじい様子の伊周
18.内裏。天皇は道長にまひろの話をする
19.道長の館。まひろの父が書いた文を見つける道長
20.まひろの家。まひろの父に出世の連絡。道長とまひろの関係を勘繰る父といと
21.道長の館。道長に挨拶にきたまひろの父
22.まひろの家。琵琶を弾くまひろ
23.光子の館。兄から天皇の贈り物をもらう光子
24.伊周の館。女に振られたと嘆く伊周を慰める隆家
25.光子の館。兄と共に来た隆家は、門から出てくる花山院に向かって矢を放つ

四民平等
日本が平等の国といえるようになったのはいつから?
明治それとも昭和⁉
日本の国会議員の男女比は、男74%、女性16%(2023年7月)のようなので、これが果たして平等といえるのか疑問はありますが・・・。
そもそもお金持ちと貧乏人、健康な人と病人がいる時点で、真の平等なんて一生こないのではと思ってしまいます。

青二才
伊周の株の下がり方がヤバい。
いつぞやの爽やかで凛々しい姿はどこへいってしまったのやらといった様子。
道兼の後継者を期待していた身としては少々ガッカリ。
へたをすると、来週で退場⁉

復活
退くものがあれば新たに出てくるものがあるのは当然として。
まさか、あの変態⁉天皇、もとい花山院様がお戻りになられるとは、まったく予想できませんでした。
この前出たのが11話のなので、2か月ぶり⁉
なんでこの場所、なんでこのタイミングと疑問は尽きませんが、ひとまず健康なご様子で安堵。
今後の活躍に注目。

連続登場記録
前回で道兼退場。
地味に気になっていた乙丸は、18話出ませんでしたよね。
ということで残るは、まひろ、道長、為時の3人。
為時の年齢を考えると、皆勤賞を狙えそうなのはやはりメイン2人だけか⁉

第20話『望みの先に』(11.2/6.4%)

1.996年、斉信の館。花山院が命を狙われたと大騒ぎになる。伊周と隆家は、部下を差し向け逃走
2.伊周の館。母に慰められる伊周。一方、矢を放った張本人の隆家はあっけらかんとしている
3.大内裏。斉信を呼びつける道長。花山院に起きた一連の出来事を嬉しそうに話す
4.定子の館。それに対し、2人の命が奪われたことに激怒の様子の天皇。伊周と隆家両名の謹慎を命ずる。さらに、定子にも身内に会うなと指示
5.伊周の館。参上した斉信は、伊周らに天皇の伝言を申し付ける
6.内裏。公卿が人事に関して天皇に進言
7.まひろの家。淡路の国司に就任した父を喜ぶ家族一同
8.栓子の館。越前守の人事の件で言い合いとなる道長と姉。伊周の罰についても議論を交わす
9.まひろの家。眠りにつく父の様子を見守るまひろと親戚。父の昔話で盛り上がる。また、宋の言葉を生かせる越前守についても
10.大内裏。道長に申文を渡す行成。その中の一通に、まひろが書いたと思われる為時の文章が
11.倫子の館。まひろの文を読む道長を、こっそりと陰から見つめる倫子
12.栓子の館。床に臥せる栓子を見舞う道長と倫子
13.内裏。越前守を父にと進言するまひろ執筆の文を読む天皇
14.まひろの家。淡路守から越前守に変更のお達しが来てニヤリとするまひろ。幸福の連続に違和感を持った父は、道長との関係をまひろに問う。それに対し、まひろも正直に話す
15.栓子の館。具合が悪い栓子を心配する倫子は、部下に調査を依頼。室内に、呪詛と思われる護符が見つかる。犯人は伊周と決めつける栓子
16.倫子の館。呪詛の件を道長に話す倫子。私にお任せあれと自信顔
17.内裏。呪詛の張本人が伊周であると確定した天皇は厳罰化を実資に指示
18.定子の館。兄弟の不祥事が原因で、定子は実家に帰る
19.伊周の館。伊周とその母が、斉信に天皇への口添えを頼むも無駄と断られる
20.倫子の館。道長に会いにくる伊周。呪詛はしていないと直訴
21.内裏。夜更け、天皇に会いに来た定子。兄と弟の罰を軽くするようお願い。別の日、天皇は公卿たちに伊周と隆家の降格を指示。代わりに道綱と斉信出世
22.晴明の館。晴明に伊周たちの処遇を相談する道長
23.伊周の館。定子はききょうの身を案じしばらく来ないでという
24.まひろの家。定子を心配するききょうはまひろに相談
25.伊周の館。変装して様子を見に来るききょうとまひろ。実資は部下を連れ、降格の指示に従わない伊周と隆家の捕縛を実行。隆家はたまらず従うことに。一方、伊周は乱心し逃げようとする。そこへ、定子が現れ実資の部下から刀を奪い振り回し自分の髪を切る

シリアスコメディ
今話の最後は、受け手として反応に困る。
笑うべきなのか、怖がるべきなのか?
木の枝を両手に持った隠れ蓑術とか、昭和のコントかよ。これで不審者の侵入を許す館の防犯対策はいったいどうなっているのか。
止めは、定子の自害詐欺。
首の頸動脈とかと思ったら、髪の毛だと⁉
なまじ役者勢が真顔だから、余計に頭の中は???
一番、まともと思っていた道隆家族の末路がこれとは実に世知辛い。

呪詛ネタ
一番最初の天皇、兼家ほかこれで何度目だよ。
まだ折り返してもいないのに・・・。
晴明が生きている限りずっと⁉
どうしてもやりたいのなら、呪詛のルールをちゃんと説明してほしい。

倫子本領発揮
いよいよ馬脚を露してきたか。
笑顔の裏の顔。
パット見、蚊も殺せないようなか弱い女性に映って、心の底では何を考え何をするかわからない魔性を兼ね備える。
道長の姉の病から呪詛まですべて、伊周を失脚させるための倫子の仕込みだとすればまさに兼家の後継者。
その力が、いつの日かまひろに向けられる⁉

20話までの主人公
これまで、道長中心に物語が進んでいる気がする。
なぜこう思うのかというと、まひろがいなくてもドラマが成立しそうだから。
大河ドラマの主人公を女にする難しさがまたしても露呈している感じ。
例年通りなら全48話⁉今年はオリンピックがあるから44、46あたりに減らされるのでしょうか。
せめて30話あたりで印象が変わるといいのだけれど。
作品の方向性を、政治ではなく文学のほうにもっとシフトできないのかなあ・・・。

第21話『旅立ち』(10.7/6.1%)

1.伊周の館。髪を切った定子は、母に出家する旨を伝える
2.内裏。道長たちから、定子の事情を聞き大変驚く天皇
3.まひろの家。定子たちの出来事を親戚と話すまひろ。親戚は道長の策略を疑う
4.伊周の館。一生ついていくと、定子に会いに来たききょう
5.実資の館。妻にマッサージしてもらう実資
6.道長の館。伊周の行方を探すも見つからない状況の道長と実資
7.伊周の館。実資たちが、伊周の再捜索を行っていたところ、出家したふりをして現れる伊周。母に説得され、天皇の指示に従うことに
8.内裏。一連の騒動を天皇に報告する道長たち
9.移動中。母に謝罪する伊周。そこへ道長たちが現れ、天皇の命により母子を引き離す
10.道長の館。二条第(元伊周の館)が火事との報告を受ける道長
11.まひろの家。二条第のほうを見つめるまひろたち
12.二条第。天皇の子を身ごもった定子は火に包まれながら死のうとするが、ききょうに引き留められる
13.栓子の館。道隆家族の末路を話し合う栓子と倫子
14.まひろの家。微妙な顔つきで琵琶を弾くまひろ
15.内裏。天皇は道長、実資両名を出世させる
16.栓子の館。定子出家後、天皇の新しい嫁探しについて議論を交わす栓子と道長。元気になった栓子を見た倫子は仮病を疑う
17.まひろの家。ききょうから定子懐妊の話を聞くまひろ。呪詛されるリスクを考え、天皇を含めて他者には秘密とのこと。生きる気力を失せた定子を元気にさせる方法がないかと相談されたまひろは、文を書くことを提案
18.定子の館。ききょうは執筆した文(枕草子)を、床に臥せる定子に何度も渡す
19.道長の館。まひろの父を呼びつけた道長。越前守としての仕事内容を言い渡す
20.まひろの家。食事中でも顔色が冴えないまひろの父。そんなとき、弟から文章生合格の知らせが来て、家族みなで喜ぶ。別の日、筆を執るまひろ
21.密会。まひろは父の件で道長にお礼を言う。また、伊周の件は謀か確認する。これに対して愚痴を言う道長。そして、この10年の気持ちを話し別れる
22.出張中。京から琵琶湖を船で渡り山道を進み越前を目指すまひろ親子と従者。その途中、宋人の館に立ち寄る

駄々っ子
「いやだ、いやだ」とか。
伊周の年はいったいいくつなんだよ。
これで「ママー」と叫ぼうものなら、大河ドラマ崩壊と言われてもしかたないのでは?

定子とききょう
妹のほうもよくわかりませんね。
丸坊主せずに引きこもり。お腹に子がいるとはいえ、寝ているだけのグータラ生活。
これで果たして、出家したといえるのでしょうか。
ききょうはこの女性のどこに惹かれたのか。
こういった経緯もあり、せっかくの枕草子も今ひとつ心に響かず。

道隆家崩壊の黒幕
てっきり倫子かと思っていたのですが、どうも栓子のようですね。
この謀略は父親譲りか⁉
あんなに嫌っていたのに、似たような手段をとるとは。
道長じゃないけど、この姉をちょっと甘く見ていましたね。
そのことに気づく倫子も、やはり侮れん。

禍福は糾える縄の如し
道長の出世に比例して、まひろの幸福はどんどん膨らんでいく感じですね。
10年前別れたのは、結果的に正解だったのでは。
妾にならなかったのを悔やんでいるようですが、不倫のほうがかえって気持ちも盛り上がる⁉

996-998年(越前編)

第22話『越前の出会い』(10.7/6.0%)

1.松原客館。越前守として宋の商人の朱仁聡と挨拶を交わすまひろの父。なぜ祖国に帰らぬのか疑問を抱く。翌日、通訳の三国から詳しい話を聞く。
2.浜辺。従者と散歩したまひろは周明に出会い声をかける
3.松原客館。朱の誘いで宴に参加するまひろ親子。羊の肉など宋の食事を堪能
4.越前国府。目的地に到着したまひろ親子。源光雅などの出迎えを受ける。さっそく、宋人の話を持ち掛けるが、彼らは消極的な対応
5.まひろの部屋。今の心境を文に書き留めるまひろ。
6.為時の仕事場。何も口に出すなと言わんばかりに賄賂を渡そうとする光雅に、怒り心頭のまひろの父はそれを突き返す。その後、光雅から嫌がらせを受ける羽目に。しばらくして、朱が朝廷に貢物をしたいと参上。話をしているうちに、具合が悪くなるまひろの父。朱の取次で、今度は薬師の周明が訪れる。周明の言われるがままに、針治療を受けた父は元気になる
7.大内裏。宋の献上品を珍しそうに眺める実資たち
8.為時の仕事場。まひろの父が朱の手紙を拝見していると、三国が殺害されたとの報告が。大野は部下たちに朱の連行を命じ、まひろの父に事情を説明する
9.まひろの部屋。再び具合の悪くなった父の代わりに、まひろはこの一連の事件の文を書く
10.大内裏。異国の人間の裁きについて議論する道長ほか公卿たち。
11.明子の館。左大臣であった、明子の父の話を聞く道長
12.大内裏。病に伏せる母の見舞いに、伊周が都に戻った話を聞く道長。すべてを公任に託す
13.貴子の館。公任が伊周に会う許可を与えたところで、ききょうから死の知らせが。永遠の眠りにつく貴子の傍には定子もおり、目頭を熱くする伊周。しばらくして、道長もお悔やみに訪れる。定子は道長に天皇の子を身ごもったことを話す
14.内裏。天皇に定子の事情を話す道長。天皇が会いに行こうとしたところ強く引き留める
15.為時の仕事場。自分たちで解決せよとの道長の文にがっかりするまひろ。そこへ宋の言葉しか話せないふりをしていた周明が三国殺害の真犯人を連れてくる

新章
これまでと少し雰囲気が変わりましたかね。
今までのウジウジジメジメ鬱々とした空気が、海辺からの爽やかな風で少し洗い流されたような。
それでも、後半は相変わらずで、伊周の苦虫を噛み潰したような顔が印象的でした。

まひろの父
ルールを守る堅物の普通の人が好きだ。
年を取ればみんな似たようなものなので、外見はどうでもいい。
面白さ、楽しさ、かっこよさ、可愛さ、賢さも求めていない。
この点で、私は為時をかなり気に入っている。
だから、彼が主人公のように見える?今回の話は、ミステリーっぽいわりになんか癒されました。

宋の進歩
羊のお肉とか針治療とか目に入ると、やはり日本は遅れているのだなあと実感。
島国のデメリットですね。
大陸が地続きになっていないから、どうしても物や情報が入りにくい。
反面、戦争に巻き込まれにくいメリットもあるわけですが。

第23話『雪の舞うころ』(11.4/6.6%)

1.為時の仕事場。周明が連れた来た証人の言葉より、三国を殺害した犯人は別の商人であることが判明。まひろの父は朱の釈放を命じる。無罪放免になった朱は越前に居座る真の理由を説明
2.越前国府。周明に改めて何者かと問うまひろ。これまでの経緯や宋の話を詳しく説明するなど2人はしだいに仲良くなる
3.まひろの部屋。今の気持ちの歌を書き記すまひろ
4.内裏。定子のことについて行成と話をする天皇
5.道長の仕事場。天皇の苦しい気持ちを道長に説明する行成
6.倫子の館。天皇とその新しき妻との仲を取り持つ策を道長に提案する倫子。栓子なども集まり笛や琴などの催し物が行われるが失敗。男の気持ちがわからない栓子が、道長に相談したところ、別に想う人がいると初めて打ち明けられる
7.定子の館。ききょうの歌を楽しむ定子。翌日、天皇の娘が産まれる
8.内裏。無事出産したことを天皇に伝える行成
9.居貞親王の館。しばらくぶりに挨拶に訪れる道長。その後、晴明を招き天皇の子の未来を聞く
10.997年、為時の仕事場。親戚の噂話をするまひろ親子。父に周明との関係を問われるも否定する
11.浜辺。いつものように宋語の勉強をするまひろと周明。そこへ親戚が現れる
12.まひろの部屋。父が留守のまひろと親戚。お土産や食事などの話で盛り上がる
13.朱の部屋。朱にまひろと道長の関係の話をする周明。まひろを利用して日本と宋の商いを成功させるのと引き換えに、自身の出世の推挙を頼み込む
14.まひろの部屋。為時と会うことなく都に戻る時間が来た親戚。別れ際、まひろに結婚を申し込む

まひろの年齢
母の死から6年経った984年に成人(15歳)の儀式を終えたので、越前編2年目の997年はまだ28歳か。
現代であれば、独身でも別に全然おかしくありませんが、平安当時となると・・・。
一方、今回まひろにプロポーズをした藤原宣孝の年齢は、為時と同じくらいか?
これで結婚したらまひろは妾になるのかなあ。だとすると、道長を拒絶したのがますます失敗になるな。

周明の真の目的
本作品ではとにかく大噓つきが多い。
周明もその1人で、口から出た言葉がまったく信用できない。
朱を尊敬しているみたいなこと言ってたと思うけど、そんな人を普通自身の欲望のために利用するかあ⁉
悲惨な末路を迎える予感がする。

敏感な男性陣
物語に登場する男は鈍感な人が多いと思っていましたが、近年はその傾向が変わってきたのでしょうか。
今話の為時、宣孝、周明はなかなか鋭かった。
逆に、まひろは道長といろいろあった割に鈍すぎで、恋の歌とか書けるのが不自然に見えてくる。

第24話『忘れえぬ人』(10.7/6.1%)

1.越前国府。親戚に突然プロポーズされ戸惑うまひろ
2.まひろの部屋。周明に宋に行こうと誘われるまひろ
3.倫子の屋敷。道長を呼びに来る倫子
4.栓子の部屋。伊周の亡霊に苦しむ栓子。道長はお祓いをしようと提案。晴明が祭文を唱えるも完治せず
5.内裏。栓子の病を治すため、天皇は罪人の釈放を道長たちに提案
6.公卿の会議室。伊周と隆家の処遇について議論
7.内裏。公卿たちの考えを道長は天皇に進言。対して、天皇は伊周と隆家を都に戻すよう指示
8.明子の館。斉信にしてやられたと明子に愚痴る道長
9.大内裏。公卿たちが隆家の噂話
10.道長の仕事場。道長に土産を持参する隆家。あの事件の真相について聞かれるも、今までと変わらず軽い調子で答える
11.まひろの部屋。宋の言葉の勉強をするまひろと周明。彼に抱きつかれたまひろは、その気持ちは嘘だと見抜き拒絶する。対して、周明は凶器をちらつかせ、左大臣に文を書けと強く命じる。それも否定された周明は、宋の真実を話し退散。その夜、まひろは心配してくれた乙丸と話をし、まだまだ人の気持ちがわからないと痛感
12.栓子の部屋。母の見舞いに来た天皇。そして、道長がいる前で定子と娘を内裏に戻すと宣言
13.道長の仕事場。天皇の発言について行成と相談する道長。内裏は別の場所(職御曹司)で会うのはどうだという話でまとまる
14.職御曹司。久しぶりに定子と対面する天皇。我が子を初めて抱きしめる
15.為時の仕事場。出張から帰還した父を迎えるまひろ。その後、自分に届いた文をみてさわの死を知る。また、父に親戚の妻になると話す。驚いた為時は腰を痛め床に臥せる。しばらくして、朱と周明の師が訪問。まひろは周明の所在について聞いたところ、故郷へ行ってしまったと。回復した為時は、朱と交易の話を再開
16.朱の館。出で行った話は朱の嘘で、周明とまひろについて話をしている
17.内裏。宋との交易について議論を交わす天皇と道長。宋に攻め込まれる危険を考慮し認めない方向で
18.為時の仕事場。時を稼げとの左大臣の文を見てため息をつくまひろの父
19.まひろの部屋。都に帰れとの親戚の文を見て笑みを浮かべるまひろ

外国人と取引
商売くらい別にいいじゃんと、天皇と同じようなことを思っていましたが、よくよく考えると他国のものを自分の国に住まわせるのはかなりリスクが高い。
赤の他人を自宅に招き入れるようなものですからね。
金品でも盗まれたりしたら一生後悔しそう。

恋愛と結婚は別物
今回のまひろを見て、ふとこの言葉が思い浮かびました。
好き嫌いで生涯共に生活する相手を決めるのは愚かなことと考えていたからかなあ。
人の感情なんてコロコロ変わりますからね。放屁とか鼻くそと見ると、一気に心が冷める。
だったら、結婚相手は経済的な面など含めて安心できる人を選ぶのが正解。

さわ
この人は、結局何だったのだろう。
それなりに出番もセリフもあったと思うが、この物語に必須なキャラかと問われれば、う~ん微妙。
でも、まひろの恋愛観や結婚観にいい影響を与えたのかも⁉

第25話『決意』(10.1/5.7%)

1.越前の民家。紙すきを見学するまひろ親子
2.為時の仕事場。租税として納められた紙を欲しがるまひろだが、父に却下される。また、賄賂分を民に返却しようとするも断られる為時
3.まひろの部屋。親戚の文を見て悩むまひろ。父に都に戻れといわれる
4.琵琶湖。船で都に向かうまひろたち
5.倫子の館。3人の子供と嫁に囲まれ幸せそうな道長
6.都のまひろの家。弟たちに出迎えられるまひろ。親戚も来て飲み会
7.998年、内裏。晴明が天皇の未来を吉と予言
8.道長の仕事場。本当は凶だと話す晴明。災いを逃れるためお宝を使えといわれるが、ピンとこない道長
9.職御曹司。周囲の目が心配な定子と自信満々の天皇
10.道長の仕事場。すっかり堕落した天皇に怒りを覚える道長。対して、やる気満ち溢れる隆家が来るも追い返す
11.栓子の部屋。天皇の母に頼ろうとした行成だが、床に臥せる姿を見て諦める
12.職御曹司。単身乗り込んだ行成だが、天皇に追い返される
13.道長の仕事場。天皇説得失敗の報告をする行成
14.職御曹司。定子の様子を見に来た伊周。枕草子を世に広めることを提案
15.実資の仕事場。天皇と定子の悪口を言いまくる実資
16.道長の仕事場。水害で慌てふためく道長たち
17.公卿の会議室。左大臣に不満顔の一部の公卿
18.道長の仕事場。一言物申せなかった右大臣
19.職御曹司。天皇たちの前で笛を吹く公任。歌も披露。そこへ道長が現れ、天皇の許可なく洪水対策事業を進めた責任を取り左大臣の職を辞すると進言。が、天皇は辞表を受け取らず
20.都のまひろの家。洪水で荒れた家の清掃に追われるまひろたち
21.道長の仕事場。川の修繕の件で参上した宣孝。それとなく、まひろを妻にしたと偽る
22.都のまひろの家。遊びに来る親戚。余計なことを言いまひろを怒らせる
23.道長の仕事場。何か考え込む道長
24.都のまひろの家。道長の従者がお祝いと文を持ってくる。まひろはそれを読んで偽物と勘づく。その後、親戚と会い結婚を決意する

結婚ラッシュ⁉
“好い人” “善い人” “良い人”
どれが正しいのかわかりませんが、ちょっと紛らわしい言葉。
一般的には、道徳的に優れている人、優しい人、気の利く人のことを指すと思いますが。
見方によっては、恋人や将来結ばれることを誓った人ということでいいのかな。
脇役のわき役の従者2人にこのネタを持ち込んだのはやや驚き。

平安の娯楽
今更ですが、昔って遊ぶこと少ないんだなあと実感。
笛とか歌とか、全然羨ましい気持ちが湧いてこない。
昭和以降に生まれて本当によかったと思ってしまいますが、数百年後の未来人が今の私たちの生活を見たら、たぶん貧相に見えるんだろうな。

復活
伊周と隆家。
この2人、お気楽というか能天気というか、微妙に腹の立つ。
例の事件では死人まで出てるのに、清々しい顔しやがってと。
ただ、失敗をいつまでも引きずらないところは見習うべきか。

998-999年(結婚編)

第26話『いけにえの姫』(10.9/6.5%)

1.まひろの家。地震により壊れた家の修繕に励むまひろたち
2.内裏。晴明が災害の占いの結果を天皇に知らせる
3.道長の仕事場。部下から災害の被害状況の報告を受ける道長
4.晴明の館。天変地異を抑えるため、天皇に自分の娘を差し出せと道長にアドバイスする晴明
5.栓子の部屋。姉に相談に来た道長は、お前も身を切れと厳しく言われる
6.倫子の部屋。道長は長女の彰子を入内させると倫子に伝える
7.倫子の母の部屋。娘の入内を強く反対していた倫子だが、不幸せになるとは限らないと母に諭される
8.道長の仕事場。道長の娘の入内に強く賛同する実資
9.実資の館。文を書きながらぶつぶつ独り言の実資
10.倫子の部屋。生意気な長男を叱る倫子
11.道長の部屋。彰子に入内のことを話す道長
12.まひろの家。まひろに膝枕の宣孝
13.内裏。民の死を聞き自信喪失気味の天皇
14.道長の仕事場。道長に天皇の状況を報告する行成
15.999年、内裏。相変わらず定子に首ったけの天皇
16.晴明の館。晴明から天皇の長男が産まれると聞く道長
17.倫子の部屋。11月1日に彰子を入内させると倫子に宣言する道長
18.内裏。彰子の入内を天皇に伝える道長
19.彰子の入内。公卿などを集め盛大に行われる
20.どこかの屋敷。酒を飲みながら道長の噂をする公卿たち
21.定子の館。道長の娘について定子と話す伊周
22.まひろの家。見知らぬ子供たちに食事を分け与えるまひろたち。また、宣孝の言動に疑問を抱きはじめるまひろ。さらに、いとに結婚の秘訣を教えてもらい石山寺へ向かう
23.石山寺。誦経を行うまひろたち。そこへ道長が現れる

感想

藤原為時
とうとう連続登場記録が止まってしまいましたね。
26回でも充分すごいことですが。
お亡くなりになったわけではないので、またすぐ会えるかな⁉
数少ない常識人の1人なので最後までがんばってほしいところ。

綺麗事
だけでは生きていけない!
戦時中のみなしごじゃあるまいし、本当にそうなのかな?
犯罪の言い訳に使われそうで、あまり好ましい考え方ではない。
政略結婚といえなくもないので、生贄はいささか大げさかな。

倦怠期
結婚から1年?で早くも性格の不一致。
なんでプロポーズを受けたのかもよくわからなかったけど。
現代人みたいに軽いなあ。

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コメント